マンション収納術とは?収納が足りない理由と部屋別の片付けのコツを解説

公開日:2026/08/12  更新日:2026/08/12

収納・保管

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「マンションに引っ越してから、どうも収納が足りない」「片付けても片付けてもすっきりしない」と感じたことはありませんか。マンションは一戸建てに比べて収納スペースが限られている場合が多く、季節物の衣類や趣味の道具、思い出の品などがどんどん増えていく一方で、収納できる場所には限りがあります。

本記事では、マンションの収納が足りないと感じる理由から、収納の基本の考え方、部屋別の収納術、そしてそれでも収納に困ったときの選択肢まで、まとめて解説します。

 

要約:マンションの収納率は一般的に8〜10%程度とされ、一戸建て(12〜15%程度)に比べて少ない傾向にあります。収納が足りないと感じたら、まず「適正量」と「定位置」を決め、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けることが基本です。マンション内にトランクルームが付いている場合は、住戸隣接型・共用部分集合型・外部提携型といったタイプごとの特徴を理解して活用しましょう。それでも自宅の収納だけでは限界を感じる場合、別の部屋をまるごと倉庫として借りるのはコストや契約面でリスクが高いため、外部のトランクルームを活用するのが現実的な選択肢です。

 

 

【目次】

1. マンションの収納はなぜ足りないと感じるのか

2. マンション収納の基本の考え方

3. 部屋別の収納術

4. マンション内トランクルームがある場合の活用法

5. 「別の部屋を借りて倉庫にする」はアリ?

6. それでも収納に困ったら「トランクルーム」という選択肢

7. 自分に合ったトランクルームの選び方

8. よくある質問

9. まとめ

 

 

1. マンションの収納はなぜ足りないと感じるのか

住まいの総面積に対して、収納スペースが占める割合を「収納率」と呼びます。一般的に、マンションの収納率は8〜10%程度が目安とされており、一戸建て(12〜15%程度)と比べると収納スペースは少ない傾向にあります。近年はマンションの床面積がコンパクト化する傾向もあり、収納率が7%を切るプランも珍しくありません。

収納が足りないと感じる理由は、収納スペースそのものの少なさだけではありません。次のような要因も関係しています。

物の量が多すぎる

「大切だから」「いつか使うから」と、1年以上手をつけていない物をため込んでいるケースは少なくありません。

置き場所に偏りがある

使う場所と収納場所が離れていると、使うたびに移動の手間がかかり、片付けにくく感じてしまいます。

置き方やしまい方が悪い

同じ収納スペースでも、重ねて置くか立てて置くか、ハンガーにかけるか畳んでしまうかによって、収納できる量や取り出しやすさが大きく変わります。

 

つまり、収納が足りないと感じたときは、スペースを増やす前に「今の収納の使い方が最適かどうか」を見直すことが大切です。また、片付けは一気に進めようとせず、1日1収納など短い時間に区切って取り組むのもポイントです。タイマーを使って時間を区切ることで集中力が上がり、無理なく続けられます。

 

 

2. マンション収納の基本の考え方

限られたスペースで気持ちよく暮らすためには、次の3つの考え方を押さえておきましょう。

2-1. 「適正量」を決める

収納量の考え方には「必要な量」「持ちたい量」「はいる量」の3パターンがあり、この中から自分が選んだ量が「適正量」です。無理にすべてを減らす必要はなく、持ちたい量が自分にとっての適正量であれば、その分の収納場所を確保する方法を考えればよいのです。まずは片付けたい場所の物を全て出し、種類別に分けて何をいくつ持っているかを把握することから始めましょう。

2-2. 「定位置」を細かく決める

適正量が決まったら、次はそれぞれの物の「定位置」を決めます。片付けとは元の位置に戻すことなので、定位置が細かく決まっているほど、片付く家になりやすくなります。棚板やラック、収納ケースなどを使って大きな空間を区切ることで、定位置を決めやすくなります。

2-3. 「隠す収納」と「見せる収納」を使い分ける

普段使わない物や見せたくない物は、押入れやクローゼットにしまう「隠す収納」が適しています。季節外れの衣類や来客用の布団などが代表例です。一方、デザインにこだわりのある物や、来客時に見られても気持ちのよい物は、あえて目につく場所に置く「見せる収納」にすると、空間の雰囲気づくりにも役立ちます。この2つを上手に使い分けることが、片付いた印象のマンションをつくるポイントです。

 

 

3. 部屋別の収納術

収納スペースの特性に合わせて、部屋ごとに収納のコツを押さえておきましょう。

リビング

書類や文具などの小物類は、リビングに近い廊下収納ではなく、リビング自体に収納スペースを確保するのが基本です。壁面に奥行き30cm程度の棚を設置すれば、書類や小物を十分収納できます。よく使う物は目線から腰の高さまでの「ゴールデンゾーン」に置くと使いやすくなります。

キッチン

シンク下やコンロ下、吊り戸棚を有効活用しましょう。鍋やフライパンはコンロの近く、よく使う食器は取り出しやすい位置に置くなど、動作や動線に合わせて定位置を決めることが使いやすさにつながります。

洗面所

もらったアメニティや使っていない化粧品など、不要な物がたまりやすい場所です。まずは不要品を処分したうえで、洗面台の下や洗濯機との隙間など、デッドスペースを収納ケースで活用しましょう。

寝室(クローゼット)

家の中でも収納容量の大きいスペースです。奥行きが90cm前後あれば、ハンガーパイプを上下二段に設置してより多くの衣類を収納できます。すぐ使う衣類は手前に、季節外れの衣類は奥にしまうと、出し入れがスムーズになります。

玄関・廊下

靴は人別・高さ別に分類し、棚板の高さを調整すると無駄なく収納できます。廊下の物入れには、季節家電やスーツケースなど、使用頻度は低いけれど場所を取る物を収納するのがおすすめです。奥行き80〜90cmほどの物入れであれば、奥行き45cm程度のラックを設置すると手前に身体を入れて使いやすくなり、収納量も増やせます。

 

収納スペースの奥行きにも注目してみましょう。一般的な収納の奥行きの基準は30cm、45cm、60cmなどがあり、30cm程度の浅い収納は小物向き、45〜60cmの奥行きがあれば季節家電やスーツケースなど大きな物も収納できます。自宅の収納スペースがどの奥行きに当てはまるかを把握しておくと、収納グッズを選ぶ際にも失敗しにくくなります。

 

 

4. マンション内トランクルームがある場合の活用法

物件によっては、居住スペースとは別に専用の収納スペースが設けられている場合があります。これらは主に3つのタイプに分かれます。

4-1. 3つのタイプ比較

タイプ 特徴 メリット デメリット
住戸隣接型 玄関横やバルコニーなど、各住戸に隣接して設置 アクセスが良く追加料金なし スペースが狭いことが多い
共用部分集合型 エントランス付近や地下などにまとめて設置 全戸分ある場合は追加料金なし 抽選になる場合があり、アクセスも住戸隣接型より劣る
外部提携型 マンション外の民間トランクルームと提携 割安料金でスペースも広い 毎月の利用料金が発生し、アクセスは他タイプより劣る

自分のニーズに合わせて、アクセスの良さを重視するなら住戸隣接型、コストを抑えたいなら共用部分集合型、広さを求めるなら外部提携型を選ぶとよいでしょう。

4-2. 活用アイデア

・季節物の入れ替え

夏物と冬物の衣類やインテリアを季節ごとに入れ替えることで、部屋の中を常にすっきり保てます。

・趣味用品・コレクションの保管

頻繁に使わないけれど大切にしている道具をまとめて保管し、定期的に整理することで快適な生活空間を維持できます。

・防災グッズの保管

まとまった量の備蓄品を保管しつつ、消費期限が近いものから使うようにすると無駄なく管理できます。

・書類の保管

ペーパーレス化を進めつつ、それでも残る書類はまとめて保管しておくと、必要なときにすぐ取り出せます。

 

こうしたトランクルームは、あくまで「一時的に預けるスペース」として活用するのがポイントです。入れっぱなしにしてしまうと自宅の収納問題の根本的な解決にはならないため、定期的に中身を見直し、本当に必要な物だけを保管する習慣をつけましょう。

 

 

5. 「別の部屋を借りて倉庫にする」はアリ?

「収納が足りないなら、いっそもう一部屋借りて倉庫代わりにしてはどうか」と考える方もいるかもしれません。24時間好きなタイミングで出し入れでき、広いスペースを確保できる点は魅力的に思えます。

 

しかし、この方法にはいくつかの大きなリスクがあります。まず、家賃に加えて敷金・礼金・仲介手数料・更新料といった高額な初期費用や維持費がかかります。さらに重要なのは、ほとんどの賃貸契約が「居住用」を目的としており、倉庫として使うことは目的外使用とみなされ、契約違反で退去を求められるリスクが非常に高いという点です。荷物を置くだけでも定期的な換気や掃除を怠るとカビや害虫が発生する恐れもあり、住居用の防犯設備では高価な物品の保管には不十分な場合もあります。

 

費用面・契約面のリスクを考えると、「別の部屋を丸ごと倉庫にする」という方法はおすすめできません。ワンルームでも家賃に加えて初期費用が数十万円単位で発生することを考えると、必要な広さだけを借りられるトランクルームの方が、コストパフォーマンスの面でも合理的です。同じように荷物を保管したいのであれば、次章で紹介するトランクルームの方が、コストを抑えながら安心して利用できる現実的な選択肢です。

 

 

6. それでも収納に困ったら「トランクルーム」という選択肢

マンション内にトランクルームがない場合や、収納力が足りない場合は、外部のトランクルームの活用を検討してみましょう。

6-1. トランクルームのメリット

・収納目的の契約だから安心

居住用の賃貸契約とは異なり、収納を目的とした契約のため、契約違反の心配なく堂々と利用できます。

・保管環境が整っている

空調設備が整った施設も多く、衣類や書籍など湿気に弱い物も安心して保管できます。

・コストを抑えやすい

もう一部屋借りるのに比べて、必要な分だけスペースを借りられるため、コストパフォーマンスに優れています。

・セキュリティが充実

24時間の防犯カメラや入退室管理システムが備わっている施設も多く、大切な荷物を安心して預けられます。

6-2. 屋内型・屋外型どちらが向いているか

トランクルームには「屋内型」と「屋外型」があり、保管したい荷物によって選び方が変わります。屋内型は空調設備が整っている施設が多く、衣類や本、趣味のコレクションなど、温度や湿度の変化に弱いデリケートな物の保管に向いています。屋外型はコンテナのすぐそばまで車を横付けできることが多く、アウトドア用品やタイヤなど、重い荷物や大きな荷物の出し入れに向いています。

 

 

7. 自分に合ったトランクルームの選び方

トランクルームを選ぶ際は、次のポイントを比較しておくと後悔しにくくなります。

空調設備の有無

衣類や書類などデリケートな物を保管するなら、空調が整った屋内型を選びましょう。

サイズ

荷物の量に応じて、ロッカーサイズの小さな部屋から数帖の広い部屋まで選べます。

立地・アクセス

自宅からの距離は、荷物を出し入れする頻度に応じて重要度が変わります。

セキュリティ

24時間の監視体制や個別の鍵など、防犯対策が整っているかを確認しましょう。

利用期間の柔軟性

季節物の入れ替えなど一時的な利用を考えている場合は、短期利用に対応しているかも確認しておくと安心です。

 

複数のトランクルーム会社を横断して条件を比較したい場合は、エリアやサイズ、空調の有無から一覧で探せるトランクルーム検索サイト「eトランク」を活用すると、自分の荷物量や予算に合った物件を効率よく見つけられます。

 

 

8. よくある質問

Q. マンションの収納率はどのくらいあれば十分ですか?

A. 一般的にマンションの収納率は8〜10%程度が目安とされていますが、暮らしに必要な収納量を考えると10〜12%程度確保できると安心です。それより少ない場合は、収納家具などで補うことも検討しましょう。

Q. 収納グッズを買い足せば収納力は増えますか?

A. 収納グッズはデッドスペースの活用に役立ちますが、まずは「適正量」と「定位置」を決めてから購入を検討するのがおすすめです。先に収納グッズを増やすと、スペースが広がったように錯覚して物が減りにくくなることがあります。

Q. マンション内のトランクルームが使えない場合はどうすればいいですか?

A. 全戸分のスペースが確保されていない、抽選で外れた、保管環境に不安があるといった場合は、外部のトランクルームサービスを代替策として検討しましょう。必要な広さや保管環境を自分で選べるのがメリットです。

Q. 一時的に荷物を預けたい場合、トランクルームは向いていますか?

A. 短期利用に対応した物件であれば、季節物の入れ替えや引っ越し時の一時保管など、期間を区切った使い方にも向いています。契約前に最短利用期間を確認しておくと安心です。

Q. 「隠す収納」と「見せる収納」はどちらを優先すべきですか?

A. どちらか一方に統一する必要はありません。普段使わない季節物や生活感の出やすい物は隠す収納に、デザイン性の高いお気に入りの物は見せる収納にと、アイテムの性質に応じて使い分けるのがおすすめです。両方をバランスよく組み合わせることで、実用性と部屋の雰囲気づくりを両立できます。

Q. トランクルームに預けた荷物を、また部屋に戻したくなった場合はどうすればいいですか?

A. 24時間出し入れ可能な物件であれば、必要になったタイミングでいつでも取りに行けます。季節の変わり目や気分転換のタイミングで、自宅の荷物とトランクルームの荷物を入れ替えるという使い方もおすすめです。

 

 

9. まとめ

マンションの収納は一戸建てに比べて限られている傾向にありますが、「適正量」と「定位置」を決め、「隠す収納」と「見せる収納」を使い分けることで、限られたスペースでも快適な住まいを実現できます。

 

マンション内にトランクルームがある場合は、タイプごとの特徴を理解して上手に活用しましょう。それでも収納に限界を感じたら、別の部屋を丸ごと倉庫にするのではなく、外部のトランクルームを活用するのが、コストと安心感の両面で現実的な選択肢です。自分の荷物量やライフスタイルに合った収納方法を選び、すっきりと片付いたマンション暮らしを実現しましょう。

 

この記事の監修・編集者プロフィール

編集者

eトランク編集部
株式会社e-portal 営業企画部所属
2007年のサービス開始以来、18年以上にわたりトランクルーム業界の情報を収集・発信中。現在は全国250企業様以上のトランクルーム情報を提供しています。利用者が自分に合った収納スペースを選べるよう、選び方や活用方法などの情報を分かりやすく発信しています。

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