セキュリティ設備が充実しているトランクルーム徹底解説【全国版】
公開日:2025/01/01 更新日:2026/08/18

全国のトランクルーム・レンタル倉庫を一括で比較できる検索サイト「eトランク」が、
セキュリティ対策の観点からトランクルームの選び方を解説します。
トランクルームは、自宅やオフィスで収納しきれない荷物を預けられる便利なサービスです。
家具・家電、書類、思い出の品、趣味の道具など、さまざまな荷物を保管する場所だからこそ、「本当にセキュリティは大丈夫なのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、トランクルームのセキュリティ対策は施設ごとに大きく異なります。
近年はトランクルームの需要拡大に伴い参入事業者が増えており、監視カメラや入退室管理の有無など、防犯レベルにはばらつきがあるのが実情です。
本記事は、2007年のサービス開始以来18年以上トランクルーム業界の情報を発信し、全国250社以上の物件情報を扱うeトランク編集部が、掲載施設の独自調査データをもとに解説しています。
【目次】
1. トランクルームのセキュリティは大丈夫?実態をデータで確認

結論:トランクルームのセキュリティ対策は施設ごとに大きな差があり、「借りればどこでも安全」というわけではありません。 eトランクが掲載施設を対象に独自集計を行ったところ、24時間利用可能な施設は約6割ある一方、防犯カメラやオートロックを導入している施設は約2割にとどまるという結果になりました。
つまり、24時間出し入れできる利便性の高さに対して、防犯設備が十分に整っている施設は決して多くないのが現状です。
コレクショングッズや書類、思い出の品など大切な荷物を預ける以上、料金や立地だけでなく、施設ごとのセキュリティ体制を個別に確認することが欠かせません。特に、女性一人での作業や深夜帯の出し入れに不安を感じる方にとって、この点は施設選びの重要な判断材料になります。
2. トランクルームのセキュリティ対策、何をチェックすればいい?

トランクルームのセキュリティ対策は、「入退室管理」「監視カメラ」「施錠方式」「施設の構造」「災害対策」「契約時の補償」の6項目で判断できます。 契約前にこの6つを具体的にチェックすることをおすすめします。
| チェック項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 入退室管理 | ICカード・暗証番号式ロックによる入退室管理、有人管理・受付の有無 |
| 監視カメラ・防犯システム | 24時間監視カメラの設置状況、警備会社との連携の有無 |
| 施錠の仕組み | 南京錠・ダイヤル式ロックか、電子錠・スマートロックか |
| 施設の構造 | 個別のシャッター・ドアの堅牢さ、防犯ガラス・防音構造、スタッフの定期巡回 |
| 火災・災害対策 | 火災報知器・スプリンクラーの設置、耐震・耐火設計(新耐震基準か) |
| 契約時の確認事項 | 盗難補償の有無、保険加入の可否と補償内容 |
入退室管理
セキュリティカードや暗証番号による施錠は、契約者以外の侵入を防ぐ役割を果たします。屋内型トランクルームでは、もはや必須のセキュリティシステムと言えるでしょう。ICカードや暗証番号によるロックは、鍵の紛失リスクを防ぎつつスムーズな入退室を可能にし、有人管理・受付があれば万が一のトラブル時にも迅速な対応が期待できます。屋外のコンテナタイプでも、出入り口に施錠管理をしている物件があるため、コンテナ派の方もチェックしておきましょう。
ICカード・暗証番号式ロック:利用者専用のICカードや暗証番号で入退室を管理する
取り入れているトランクルーム会社:株式会社クレアスレント(サブ・ステーション) 株式会社アンビシャス(収納PIT) 株式会社トランクルーム東京 株式会社UK Corporation(スぺラボ)
有人管理・受付:スタッフが常駐して入退室を監視している施設も安心。
取り入れているトランクルーム会社:株式会社キュラーズ
監視カメラ・防犯システム
防犯カメラの有無は必須の確認項目です。大切な荷物、なにより利用者自身を守るために必要な設備といえます。警備会社と連携した監視体制であれば、24時間目を光らせ、万が一の際には駆けつけてくれるため、より安心です。ホームページで間取り図や画像、バーチャル見学が公開されている場合はそちらも確認し、可能であれば事前に下見をして、防犯カメラの位置や避難経路を確認しておくのがベストです。
24時間監視カメラ:施設内外に設置され、不審者の侵入を防ぐ。
取り入れているトランクルーム会社:株式会社リビングセンター(リビングストレージ) 株式会社DSi(DSトランクルーム)
警備会社との連携:異常が発生した際に、警備会社が駆けつける仕組みがあるとより安心。
取り入れているトランクルーム会社:株式会社メイクリーン(グーボックス(GooBox))
施錠の仕組み
南京錠やダイヤル式ロックは手軽ですが、電子錠やスマートロックの方がセキュリティ面で優れています。高価な荷物や長期間の利用を検討している場合は、電子錠やスマートロックを選ぶことで、より安全に荷物を保管できます。
南京錠・ダイヤル式ロック:基本的な施錠方法だが、簡単に破られないか確認が必要。
電子錠・スマートロック:アプリやICカードで管理できるタイプはセキュリティ性が高い。
施設の構造
防犯カメラに加えてスタッフによる定期巡回が行われていると、より安全性が保たれます。人の目が入る環境では不審者が見つかるリスクが高いため、犯罪の抑止につながります。清掃や湿度チェックのために施設内を頻繁に巡回している施設もあるため、その点も確認しておくとよいでしょう。
個別のシャッター・ドア:他人が簡単に開けられない設計になっているか。
防犯ガラス・防音構造:外部からの侵入がしにくい素材を使用しているか。
火災・災害対策
トランクルームは大切な荷物を長期間保管する場所であるため、火災や地震・水害などの災害対策も重要です。耐震補強が施されている施設や、新耐震基準(1981年以降)の建物であれば安心感が高まります。なお、引火性のあるもの(ガソリン・スプレー缶など)は多くの施設で保管が禁止されているため、自分が預ける荷物にも注意が必要です。
火災報知器・スプリンクラー:火災が発生した際に、迅速に対応できる設備があるか。
耐震・耐火設計:地震や火事の際に安全に荷物を守れるか。
契約時の確認事項
セキュリティに加え、補償制度が整っている施設だとより安心です。契約時に標準で盗難補償が付いてくる物件もあれば、オプションとして加入できる物件もあります。補償内容や条件は会社によって異なるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
3. 屋内型・屋外型・宅配型のセキュリティ比較

セキュリティの厳重さで比較すると、一般的に「宅配型>屋内型>屋外型」の順になる傾向があります。
トランクルームは大きく「屋内型」「屋外型」「宅配型」の3タイプに分かれ、それぞれセキュリティの傾向が異なります。
| タイプ | セキュリティの傾向 | 主な対策 |
|---|---|---|
| 屋内型 | 建物内に設置されており、外部からの侵入を防ぎやすい | 入退館管理、防犯カメラ、有人受付・巡回 |
| 屋外型 | 敷地や扉の鍵が主な防犯対策で、屋内型より脆弱になりやすい | コンテナの施錠、敷地の柵、防犯カメラ(施設による) |
| 宅配型 | 荷物は運営会社の倉庫で保管され、利用者本人も保管場所へ立ち入れない | スタッフのみが出入り可能な倉庫管理 |
屋外型トランクルームは、敷地に第三者が入りやすい環境になっていることが多く、コンテナの鍵が主な防犯対策になりがちです。一方で、大手事業者が運営する屋外型では、防犯カメラの設置や警備会社との連携が行われているケースもあるため、「屋外型だから危険」と一概に判断せず、個別の設備を確認することが大切です。宅配型は、倉庫への立ち入りが従業員に限定されるため、防犯対策としては最も強固な部類に入ります。
4. 起こりやすい盗難被害のパターン
トランクルームの盗難被害には、いくつかの共通パターンがあります。
鍵の破壊による侵入
南京錠や簡易的な鍵が狙われやすく、こじ開けや破壊による侵入被害が報告されています。
高価な物品の盗難
バイクや家電、貴金属など、転売価値の高いものが標的になりやすい傾向があります。
夜間の無人時間帯の侵入
特に屋外型トランクルームでは、人目の少ない夜間が狙われやすくなります。
こうした被害を防ぐには、防犯設備が整った施設を選ぶことに加えて、次章で紹介する自分自身での対策も重要になります。
5. 自分でできる防犯対策
施設側のセキュリティ対策に加えて、利用者自身でできる対策も取り入れることで、盗難リスクをさらに減らせます。
頑丈な鍵に交換・追加する
付属の鍵に加えて、より頑丈な鍵を追加したり、複数の鍵を併用したりすることでセキュリティレベルを高められます。
ストレージ・イン・ストレージを活用する
トランクルーム内にさらに鍵付きのロッカーやケースを置き、その中に特に大切な荷物を収納する方法です。万が一ドアを開けられても、二重の防犯になります。
鍵の管理を徹底する
鍵やカードキーの紛失は、そのままセキュリティの穴になります。紛失時にはすぐに施設へ連絡し、鍵の交換などの対応を依頼しましょう。
搬入・搬出時の周囲への注意
車から荷物を運び出す際、車を無人で開けっぱなしにしないようにしましょう。屋外型コンテナで車を乗り入れて作業できる物件では、特に周囲への注意を怠らないことが大切です。
施設管理によるセキュリティと、自分自身の基本的な注意や管理、この両方を意識することが、安心して荷物を預けるためのポイントです。
6. 防犯性の高いトランクルームの選び方
これまでの内容を踏まえ、契約前に確認しておきたいポイントをまとめます。
・入退室管理(ICカード・暗証番号・有人管理)が導入されているか
・24時間監視カメラが設置されているか、警備会社と連携しているか
・施錠方式が南京錠だけでなく、電子錠やスマートロックに対応しているか
・スタッフによる定期巡回が行われているか
・耐震・耐火設計、火災報知器などの災害対策が取られているか
・盗難補償や保険への加入が可能か
料金や立地だけで判断せず、これらの項目を比較したうえで選ぶことが、後悔しないトランクルーム選びにつながります。
全国のトランクルーム・レンタル倉庫を一括で比較できる検索サイト「eトランク」では、全国のトランクルームをエリアや設備条件から検索・比較できます。防犯性の高い施設を探したい方は、地域ごとのエリアページも活用してみてください。
7. よくある質問
Q. トランクルームのセキュリティって実際どうなの?
A. 施設によって差が大きいのが実情です。eトランクの独自集計では、24時間利用可能な施設は約6割ある一方、防犯カメラやオートロックを導入している施設は約2割にとどまります。「トランクルームだから安全」と一括りにはできないため、個別の設備を確認することが重要です。
Q. 屋外型トランクルームは屋内型より危険ですか?
A. 一般的に、屋外型は敷地への立ち入りを制限しにくく、コンテナの鍵が主な防犯対策になりやすい傾向があります。ただし、大手事業者が運営する屋外型では防犯カメラや警備会社との連携が行われている場合もあるため、「屋外型だから危険」と一概には言えません。契約前に個別の設備を確認することが重要です。
Q. 盗難被害に遭った場合、補償は受けられますか?
A. 施設によって異なります。契約時に標準で盗難補償が付帯している物件もあれば、オプション加入が必要な物件、補償自体がない物件もあります。契約前に補償の有無と内容を必ず確認しておきましょう。
Q. 防犯カメラがない施設は避けるべきですか?
A. 防犯カメラは盗難の抑止力や、万が一の際の証拠として重要な役割を果たします。防犯カメラがない、または設置状況が不明な施設は、他のセキュリティ項目(入退室管理や有人管理など)とあわせて慎重に確認することをおすすめします。
Q. セキュリティが充実している施設ほど料金は高くなりますか?
A. 一般的に、電子錠や監視カメラ、警備会社との連携などの設備が充実しているほど、料金がやや高めに設定される傾向はあります。ただし、必ずしも高額な施設が最適とは限らないため、預ける荷物の価値や重要度に見合ったセキュリティレベルを選ぶことが大切です。
8. まとめ
トランクルームのセキュリティ対策は、見た目だけでは判断が難しい分野です。eトランクの独自集計でも、24時間利用可能な施設は約6割ある一方、防犯カメラやオートロックを導入している施設は約2割にとどまっており、
施設ごとの差は決して小さくありません。
・入退室管理(ICカード・暗証番号・有人管理)
・監視カメラと警備会社との連携
・施錠方式(電子錠・スマートロックか)
・スタッフの定期巡回の有無
・災害対策と補償制度
これらの項目をトランクルームのサイトや契約前の下見でチェックし、屋内型・屋外型・宅配型それぞれの特徴も踏まえたうえで、自分の荷物に見合ったセキュリティレベルの施設を選びましょう。あわせて、鍵の管理や搬入・搬出時の注意など、自分自身でできる防犯対策も忘れずに実践することで、より安心してトランクルームを活用できます。
セキュリティが充実しているトランクルーム一覧
この記事の監修・編集者プロフィール
eトランク編集部
株式会社e-portal 営業企画部所属
2007年のサービス開始以来、18年以上にわたりトランクルーム業界の情報を収集・発信中。現在は全国250企業様以上のトランクルーム情報を提供しています。利用者が自分に合った収納スペースを選べるよう、選び方や活用方法などの情報を分かりやすく発信しています。