急にトランクルームが必要になった!最短で借りるための業者が教えるノウハウ
自宅に入り切らない荷物の収納や、急な引っ越しで一時的に荷物を預けるのに便利なトランクルーム。そんなトランクルームをすぐに利用したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そんな最短での利用は事前の準備や事前調査をしておいた方がいいことも。
本記事では、即日利用するための申込手順や契約の流れ、注意すべき点などについて詳しく解説します。
【目次】
鍵の受け渡しまでにかかる一般的な期間
一般的に、トランクルームを利用するまでは申込から7~10日ほどかかります。
これは、契約のための書類をやり取りしたり、利用者の保証会社などの審査があったりと時間がかかる作業が多いからです。審査といっても、賃貸住宅やクレジットカードの審査とは異なり、審査基準は緩めで通りやすいのが特徴です。
ただし、未成年や無職、住所不定、クレジットカードがない等、何らかの支払いでブラックリストに載っている場合などは審査落ちする可能性もあります。
それ以外で審査に通らない理由は提出書類に記載漏れをしていた可能性があるので、必ず記入内容を確認しましょう。また、トランクルーム業者によっては審査がなく、必要な費用を支払うだけですぐに利用できるところもあります。
急いで荷物を預けなければならないときは、即日利用できるトランクルームであるかどうかを確認するのと審査がある会社かどうかも確認することが重要です。
申込になるまでに必要なこと
先述で審査を行う業者が多いので確認する必要があると述べましたが、それ以外にも必要なものはまだまだあります。
但し、トランクルーム事業者もIT化が進んでいるので一概には言えませんが、一般的に必要になるものについて紹介します。
本人確認書類
トランクルームを利用する際には契約が必要になるので、本人確認書類は必須です。本人確認できるものとして運転免許証など顔写真付きの公的証明書を求められることがほとんどです。あらかじめ用意しましょう。また、法人として契約したい場合には別途準備するものが事業者ごと異なるので確認が必要になります。
印鑑
契約書のために、印鑑が必要になるケースもあります。ただ、こちらは書面での提出が求められる事業者は必須ですが、最近はWeb上で全ての申し込みが行える企業も少なくないので必要かどうかは確認が必要です。また、利用料を銀行口座から引き落としにする場合は銀行印や通帳・クレジットカードの引き落としを登録する場合はカード本体をを持っていく必要があります。
初期費用
契約する際にまとまった初期費用が必要になります。初期費用の内訳は運営会社によって異なるものの、基本は賃貸と一緒で保証金や鍵交換費用がかかる場合が多いです。さらに、使用料の1カ月分程度の事務手数料も支払わなければなりません。借りる期間によってそのような費用を無料にしている企業もあるので内容については、あらかじめ運営会社に問い合わせるなどして確認しておきましょう。
緊急連絡先
契約書に記載する内容として、緊急連絡先があります。これは、万が一、契約者本人と連絡をとることができなかった場合に備え、第2の連絡先として控えておく必要があるからです。緊急連絡先に記載される人は保証人とは異なるので、料金の滞納時に支払い義務はありません。緊急連絡先として記載することを依頼する人には、そういったことをきちんと説明しておくほうが安心です。
問合せから借りるまでの流れ
こちらでは、契約当日に利用できるトランクルームの契約の流れについて解説します。
契約の流れは運営会社によって細かな違いはありますが、基本的な流れは同じです。
電話もしくはメールで問い合わせ、現地立会日の都合が合えば当日契約可能です。その後、通常は現地で契約書を記入し、保証会社の審査が通れば鍵を受け取りすぐに利用開始できます。
WEB申込の場合はオンライン上で契約できるため、忙しい人も申込しやすいのがメリットです。鍵の郵送については郵送で送られる事業者も多く、約1~2日で自宅または指定した住所に鍵が届くようなシステムとなっています。
注意すること
もし急いでトランクルームを探したい場合でも、どのようなものにするのかは重要なので慎重に選びましょう。こちらでは、注意すべき4つの点について解説します。
納得のいく料金か
運営会社によって、トランクルームの料金の差が大きい場合があります。そのため、初期費用や月々の料金などにかかる金額をしっかりと確認することが大切です。一般的に、屋内型のほうが設備が整っており、セキュリティ面や空調がしっかりしています。また、都市部は土地代自体が高額なので、トランクルームの利用料が高くなりがちです。
さらに、2階建ての場合は1階より2階のほうが荷物を出し入れしにくいので、料金が安く設定されているケースが多いです。
料金の安さにこだわりたいのであれば、屋外型で郊外といった条件で探すのも良いでしょう。トランクルームを一時的に利用するのか、長期利用するのかではトータルの費用が異なるため、利用する予定期間を考慮したうえで費用を出し、比較することが重要です。
通いやすい立地にあるか
気に入ったトランクルームが見つかったとしても、自宅や職場から遠ければ現地に行くのが億劫になってしまうケースが少なくありません。
預けた荷物を定期的に出し入れするのであれば、いつでも通いやすい立地にあるトランクルームを探したほうが便利です。
トランクルームに行くことのみを目的に出かけるというのは時間に余裕があるときでなければ難しく、出かけたついでなどに立ち寄って荷物を出し入れできる状態が望ましいといえます。
逆に、荷物を預けっぱなしで頻繁に出し入れすることがなければ、通える範囲で多少遠い場所にあるトランクルームでも問題はありません。トランクルームの利用頻度を考慮したうえで場所を決めることは、非常に重要なポイントです。
サイズは適切か
初めてトランクルームを利用する場合、せっかく借りるのであれば広いほうが良いだろうと考えてしまうかもしれません。しかし、必要以上に広いサイズのものを借りても、荷物を置く場所が一部であればもったいないです。トランクルームは室内が広いほど費用も高額になるため、サイズが小さいほうが節約できます。トランクルームでは長時間滞在や宿泊することが禁止されているので、広い部屋を借りても荷物の出し入れをする以外の用途に活用することができません。預ける荷物の量に合った適切な広さのトランクルームを選ぶのがおすすめです。トランクルーム内は高さがあるため、棚などを上手に活用すれば小さめのサイズでも多くの荷物を収納できます。
屋外型は湿気対策が必要
屋外型のトランクルームを借りる場合は、湿気対策が必須です。
屋内であれば空調管理がしっかりされているところも多いですが、屋外型はそういった設備や窓がないものが一般的で、湿気や温度が逃げにくくなっています。カビは湿度が60~80%以上、温度が20~30度ある環境で発生しやすいです。
屋外型はこの条件に当てはまっているものが少なくありません。カビ防止対策としてすのこを敷いたり、荷物の間に隙間を作って空気の通り道を作ったりすることは有効な対策方法です。
また、湿気は空気の流れがない場所に溜まりやすいため、トランクルームの四隅に除湿剤を置くことも効果的といえるでしょう。
まとめ
荷物をできるだけ早く預けたい場合は、即日利用も可能なトランクルームを選びましょう。一般的には、トランクルームを利用するためには支払いした後か保証会社の審査が通った後に鍵の受け渡しになるため、7~10日かかることも珍しくありません。しかし、急いでいる旨が担当者に通れば現地契約や事務所まで取りに行くことも可能です。急いでいる場合は繋がりやすい連絡先伝えたうえで問い合わせてみましょう。