【湿気・カビ予防】トランクルーム・コンテナボックスを利用する際の湿気対策
トランクルームでは湿気が多い部屋はあまりよくないとされていますが、なぜよくないのかをご存じでしょうか?
湿気がトランクルームにとって良くない理由と収納における湿気に疑問・お悩みをお持ちの皆様。
今回のコラムは「湿気」に関する内容をじっくりお届けしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
また、近年のトランクルーム物件では、どのような湿気対策がされているのか、また気をつけるべきポイントなどを詳しく解説していきます。ぜひ、トランクルーム選びの参考にしてください。
1,湿気とは?なぜ悪影響を及ぼすのか?
「湿気(しっけ)」とは、空気中の水分が多くてジメジメしている状態のことです。
例えば、梅雨の時期や雨の日に、「部屋の中がジメジメするなぁ」と感じたことはありませんか?
これが「湿気」です。
風通しが悪い部屋や梅雨や夏のむし暑い日・お風呂場や洗濯物を室内に干したときなどに感じやすい現象です。
湿気が多いと、カビが生えたり、洗濯物が乾きにくくなったりする影響が見られます。
カビは条件下記の4つが揃うと発生しやすいと言われております。
■湿度
湿度70%以上になるとカビが発生しやすくなります。特に梅雨時期(6月~7月)や冬の結露が多い場所は注意が必要です。 風通しの悪い押し入れやトランクルームは特に湿気がこもりやすいと言えるでしょう。
■温度
20~30℃がカビにとって最も繁殖しやすい温度帯。暖房を使う冬場も、暖かく換気をする頻度が減るので室内でカビが発生しやすくなることがあります。
■ 栄養分(カビのエサになるもの)
ホコリ、皮脂、食べ物のカス、木材、紙、布などがカビの栄養源になると言われています。 エアコンのフィルターや畳、カーテンなどにもホコリが溜まり、カビが発生しやすいので可能であればこまめな掃除が理想です。
■酸素
カビは基本的に酸素がある環境で増殖します。空気中にはカビの胞子が常に存在しており、条件が整うとどこにでも発生します。
2,トランクルームでの湿気対策
カビの発生原因となる湿気を少しでも抑えるために、トランクルームでの湿気対策を紹介します。
対策方法 | 具体的な方法 | ポイント |
---|---|---|
湿度管理 | 除湿剤や乾燥剤を設置する | シリカゲルや炭を活用する |
除湿機・エアコンのあるトランクルームを選ぶ | 空調付きの施設が理想 | |
すのこを敷いて床と荷物の間に隙間を作る | 空気の流れを確保する | |
換気 | 収納物を壁から少し離して置く | 空気の通り道を作る |
収納方法 | 密閉容器・防湿ケースを使用する | 段ボールは湿気を吸いやすいのでNG |
衣類は圧縮袋や防湿カバーに入れる | 直接収納せず、湿気対策をする | |
結露対策 | すのこや棚を活用し、直接床に置かない | 床や壁に触れないようにする |
断熱シートを活用する | 急激な温度変化を防ぐ | |
点検 | カビ臭や変色がないかチェックする | 早期発見で対策しやすい |
防カビ対策 | 防カビスプレーを活用する | 定期的に噴霧すると効果的 |
木炭や新聞紙を置く | 湿気を吸収しやすい |
適切な湿気対策と収納方法を工夫すれば、トランクルーム内のカビを防ぐことができます!
3,収納する荷物に対する湿気対策
収納する荷物に対する湿気対策をご紹介します。
収納物 | 湿気対策 | ポイント |
---|---|---|
衣類 | 圧縮袋や防湿カバーに入れる | 湿気やホコリを防ぐ |
乾燥剤(シリカゲル・炭)を入れる | 吸湿効果があり、カビを防ぐ | |
ハンガー収納する場合は隙間を作る | 風通しを良くする | |
本・紙類 | 密閉容器やジップロックに入れる | 湿気・害虫を防ぐ |
除湿剤(シリカゲル)を一緒に入れる | 紙のカビ対策になる | |
家電・精密機器 | 元の箱に乾燥剤と一緒に保管する | 長期保存の際に有効 |
ビニール袋で密閉しない | 結露の原因になる | |
革製品(バッグ・靴) | 風通しの良い場所に置く | 湿気がこもらないようにする |
新聞紙や除湿剤を中に入れる | 革の劣化を防ぐ | |
雑貨・小物類 | 収納ケースに乾燥剤を入れる | プラスチック製が湿気に強い |
防カビシートを敷く | 押入れの底に敷いて予防 |
4,湿気が溜まりにくいトランクルーム・コンテナボックスを選ぶポイント
近年の屋内トランクルームでは優れた湿気対策を行なっているところが多くみられます。大切な荷物を保管するのですから、やはり対策がしっかりされているトランクルームを選びたいですよね。
それでは、どのような湿気対策が行なわれているトランクルームを選べばいいのでしょう。その重要ポイントを見ていきます。
■空調設備があり、こまめな湿度チェックもしている
施設内に換気扇や冷房、除湿機などの設備があるか見てみるのがポイントです。換気扇やエアコンによる温度調節、空気循環は基本です。もし、換気がされず空気の巡りが悪いと、湿気の原因になります。
独自のシステムを導入し、24時間徹底した湿度チェックが行なわれているトランクルーム物件もあります。徹底的にこだわるのなら、そういったシステムを導入しているトランクルームに絞って検討してみてはいかがでしょう。
■部屋のパーティションなどにも注目
フロア全体の湿度管理に加えて、収納ルームのパーティション(仕切り)などにも注目してみましょう。物件によっては、部屋の天上がメッシュ状で空気の通りをよくさせているトランクルームもあります。また、部屋のパーティションに細かな通気穴があれば、閉めて荷物にカビが生えてしまったときの対処法切りの状態を防げます。そうした湿気対策が行なわれている物件もりますので、衣料や楽器、大事なコレクションなどを保管されたい方は、そうしたトランクルームを選ぶのも良いでしょう。
5,荷物にカビが生えてしまったときの対処法
荷物にカビが生えてしまった場合、素材に応じた適切な処置を行い、できるだけ早くカビを除去することが重要です。以下の手順で対処しましょう。
1. カビが生えた荷物をすぐに取り出す
カビが発生した荷物を押入れや収納スペースからすぐに取り出し、他の荷物にカビが広がらないようにします。風通しの良い場所で作業を行いましょう。
2. カビの種類を確認する
カビには表面だけに付着しているものと、素材の内部まで侵食しているものがあります。
表面のカビ → ふき取ることで除去可能
内部まで侵食しているカビ → 完全に取り除くのが難しいため、場合によっては処分を検討
3. 素材別のカビの除去方法
【布製品(衣類・布団・カーテンなど)】
・ブラシでカビを落とす(屋外で行うのが理想)
・酸素系漂白剤や重曹を使って洗濯
・ぬるま湯に酸素系漂白剤を入れて漬け置き、通常通り洗濯して天日干し
・天日干しで完全に乾燥させる(紫外線がカビを殺菌)
【革製品(バッグ・靴・財布など)】
・乾いた布で表面のカビを拭き取る(マスクと手袋を着用)
・消毒用エタノール(70%程度)を布に染み込ませて拭く
・乾いた布で仕上げ拭きし、風通しの良い場所で陰干し
・レザークリームで保湿(乾燥を防ぐ)
水拭きはNG(湿気でカビが再発しやすくなる)
【本・紙類】
・乾いた布で軽くカビを落とす
・消毒用エタノールを含ませた布で軽く拭く(できるだけ少量で)
・乾燥させる(風通しの良い場所で陰干し)
カビ臭が残る場合は、新聞紙と一緒に密閉して数日間置く(新聞紙が臭いを吸収)
【木製品(家具・収納ケースなど)】
・乾いた布で表面のカビを拭き取る
・消毒用エタノールを布に染み込ませ、カビ部分を拭く
・乾拭きして完全に乾燥させる
・仕上げにワックスやニスを塗って保護(湿気を吸いにくくする)
屋外で乾燥させると、木が反る可能性があるので風通しの良い室内で陰干し
【プラスチック製品(収納ケース・家電など)】
・消毒用エタノールまたは重曹水で拭き取る
・カビがひどい場合は、中性洗剤+スポンジでこすり洗い
・完全に乾燥させる
電子機器はエタノールを使うと故障の原因になるため、乾いた布で拭く程度にとどめる
家電製品の場合は、メーカーの取扱説明書を確認
6,まとめ
湿度管理がされてない場所での保管は、こうしたさまざまなアイテムに影響を及ぼす可能性があります。収納後、長期間取り出さない・取り出す予定のないアイテムは、特に気を付けるべきでしょう。荷物同士の密着や、空気の入れ替えができないでいると、収納物への負担の原因になります。
また湿気によって保管物への負担が起こりますので、大切なものを収納する際は空調設備が整っているトランクルームを選びましょう。フロアの湿度チェックやパーティションに対策がされている物件が好ましいです。また、荷物同士の間隙を空けたり、除湿アイテムなどを使用するのも有効です。まずは、湿気に対応できる設備がある物件なのかをチェックし、より快適な収納ライフを目指しましょう!